2009年07月01日

風の如く!まさに一人旅!!

「苦しい時はいつもこの馬が助けてくれる」。
「ウオッカは牝馬という枠を超えている。この馬の背中は
渡したくない」。


天才、武豊にここまで言わしめた、まさに女傑中の女傑。

ウオッカ07.jpg



【09’東京競馬場】

ヴィクトリアマイルでのウオッカです。

ドバイ遠征では、ジェベルハッタ、デューティフリーと見せ場
なく5着、7着に終わったウオッカ・・・


もう終わったのでは?など、ささやかれる風評も少なからず
ある中、迎えたレース当日。


牡馬も外国馬も、ダイワスカーレットもいない。舞台は過去に
3つのGIタイトルを手にした東京競馬場。


過去、7戦5勝、2着2回の得意のマイル戦ということもあり、
単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されます。


レースは、ショウナンラノビアが先手を奪い、ウオッカは、5番
手という絶好ポジションでレースを進めます。


淡々としたペースで進む中、勝負所の4コーナー過ぎで各馬
が、いっせいに動きだします。


持ったままで先頭に並びかけるウオッカ。しかし、この日は見
た目以上に、厳しいレースだったのです。


この日の府中は、レースの2時間ほど前から、まともに立って
いられないほどの強風が吹いていたのです。


直線では向かい風。集中力が途切れやすく、パワーのない牝
馬にとっては酷な条件だったのです・・・・・


カワカミプリンセス、リトルアマポーラといった有力馬が伸び悩
むなか・・・・・


風となった馬がいました。そう、ウオッカです。他馬が悪条件に
もがき苦しむ中、馬なりのまま他馬を置き去りに。


あとは一人舞台。ウオッカのウオッカによる、ウオッカのための
レースとはまさにこのこと。


爆発的な末脚を繰り出し、最後は流す余裕もありながら2着に
7馬身差をつけての圧巻V。


この瞬間、メジロドーベルと並ぶG1勝利数歴代最多タイ、獲得
賞金もエアグルーヴを抜いて牝馬の歴代最多に。


マイル戦、それもG1戦でのこの着差。終わってみればウオッカ
の強さばかりが光ったレースでした。


posted by 競馬ファン at 12:40| Comment(1) | TrackBack(0) | ウオッカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

超!夢次元の強さと速さ!!

もしも、彼女がドバイに英国に、そしてBCへと参戦していたとしたら、
日本競馬の歴史も変わっていたのではないだろうか。


本気で、そう思えてきてしまう・・・・・

ダイワスカーレット01.jpg


【08’中山競馬場】

有馬記念でのダイワースカーレットです。

前走の天皇賞 秋では、休養明けながらもウオッカと2センチ
差という史上に残る名勝負を演じたダイワスカーレット。


当初から最大のターゲットであった有馬記念にむけて、陣営
は、ピークを年末に持っていく調整を施してきました。


昨年2着のリベンジが最大のテーマとなってた、このレース。
人気は、単勝2.6倍の1番人気に支持されます。


レースは、ダイワスカーレットが果敢にハナを切り、カワカミ
プリンセス、メイショウサムソンらが追走する展開に。


マツリダゴッホ、スクリーンヒーローなど有力所は、中団やや
後ろからのレースとなりました。


比較的速いペースでレースはすすみ、3コーナーすぎでさら
に、ペースアップ。マツリダゴッホらが先団に進出してきます。


必死に手綱をしごいて、ダスカに馬体を併せに行く好位集団。
しかし、明らかに手応えが違いました。


直線入り口で一瞬にして置き去りにすると、脚色は直線に入っ
ても衰えず、そのままゴールまで押し切ったのです。


前走とは明らかに違う走り。気負うことなく淀みないラップを刻
む、まさにスカーレットの競馬でした。


牝馬の優勝は、71年のトウメイ以来、37年ぶり。史上4頭目
の女王となったのです。


どこまで強いのか。中山競馬場を埋め尽くした大観衆が、拍子
抜けするほどのダイワスカーレットの圧勝劇。


競馬評論家の井崎脩五郎に「超一流馬に並みの一流馬が潰さ
れた」と評されたくらいです。


ハイペースでも強いし、スローペースでももちろん強い。自分で
競馬が作れる。


その上、テン良し・中良し・終い良し。影をも踏ませぬ超夢次元の
強さと速さ。


まさに、史上最強牝馬。しかし、このとき、これが最後のレースに
なろうものとは、誰もが想像だに…できませんでした。


posted by 競馬ファン at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイワスカーレット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

驚愕の二冠差し! 夢は凱旋門賞へ!!

なんという豪脚だろうか。これまで何度も競馬ファンを驚愕させて
きた若き3歳女王。


この日もさらにインパクトのある末脚でド肝を抜いてみせた。オークスの
次は凱旋門賞。ウオッカを凌駕する3歳牝馬。


ブエナビスタ04.jpg


【09’東京競馬場】

オークス(優駿牝馬)での、ブエナビスタです。

桜花賞では、1頭だけ次元の違う走りを見せて、見事、桜の
女王に。


牝馬クラシック2冠目でも、当然ながら、単勝1.4倍の1番
人気に支持されます。


圧倒的な人気が示すように牝馬2冠が確実視される中、いよ
いよレースが始まります。


レース直前には、ワイドサファイアが放馬するアクシデントが
ありましたが、上々のスタート。

道中は後方2番手を追走、折り合いをつけて、いつものように
爆発的な末脚をためます。


最終コーナーを回り、大観衆が見守るメインスタンド、府中の
長い直線。


あとは、桜花賞と同じように、突き抜ければいいだけ。しかし、
中々、ブエナビスタの姿が見えてこないのです。


それもそのはず。直線手前で内を通るか、外を通るか、安藤
勝騎手が迷ってしまい、仕掛けが遅れていたのです。


遥か前方には、ライバルのレッドディザイアが先頭におどり
出て押し切り態勢に・・・


いくら東京の長い直線といえども、絶望的な差がありました。
安藤騎手もひょっとしたらと思ったそうです。


しかし、ここからが、やはり並みの牝馬ではありませんでした。
降雨の影響で渋った馬場を微塵も感じさせない末脚をさく裂。


先に抜け出していたレッドディザイアをゴール前、きっちり鼻
差かわすのです。


圧倒的な強さでの、史上11頭目となる、牝馬クラシック2冠
制覇を見事に達成。


ウオッカ、ダイワスカーレットらが築き上げた『牝馬の時代』は
まだまだ続きそうです。


posted by 競馬ファン at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ブエナビスタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする